012. 閑話その2[湧き水探訪]

風景撮影では諸条件でなかなか思うように撮れないことも多い。
いざ勢いこんで現場に入ったがあれこれ悩んでいるうちに結局撮り損なうときもよくある。
また「モラッタ!」とおもった矢先、レンズキャップしたままだったりと・・・いざ現場に着いたら「フィルムを持ってきてない!」なんてこともあったりして・・・

まぁ、いずれの原因にせよフィルムを消費できなくとも、ある程度交通費をかけてきて来ているのだから何か収穫がないと家族に対して、いや自分に対して言い訳が立たない。
そこで名水と呼ばれるような「湧き水」を汲んでくることを思いついた。
スーパーやコンビニでも名水と呼ばれる水は100〜300円で売っている。
家族へのお土産ついでには目的地の途中であれば費用もかからずもってこいだ。

軟弱ゆえ車からのアクセスが至極便利な場所を選んでいます。
あくまでも参考までに個人的な味の好みを「*」で表してみた。
(サンプル数が少ないゆえ2段階評価)

1.日光の湧き水**:(日光、奥日光周辺)
国道119号線沿い日光市役所の入口に湧き水を汲めるよう整備された東屋がある。
水量はほどほどなのでいわゆる業者っぽい人は少なくまさに観光向き。駐車場もある。利用している人もまばら。一応杓子と漏斗が要されているので多数のペットボトルを利用する場合はけっこう手間と時間がかかることを覚悟。(たぶん公ではないと思うが業者の人がおいている湧き出し口に差しこむことができるビニールホースが壁に掛けてある)

2.尚仁沢湧水**:(鬼怒川、塩原周辺)
釈迦ヶ岳中腹、東荒川ダムを目指していけば案内看板で容易に水汲み場までたどり着ける。朝からひっきりなしに業者や観光客がつめかけている。水量は毎秒500リットルと非常に多くペットボトルなど瞬く間に満タンにしてくれる。ただし、ここを利用する業者の水汲み量は半端じゃないから少ない量だったらちょっとご挨拶して先に入れさせてもらった方がよい。
なお、湧水群の源流は非常に澄んでおり、鮮やかな苔生す雰囲気は森林浴や風景撮影に向いている。駐車場から徒歩20分以上あるので、大量の水を持ち帰るのは困難。

3.龍ヶ沢湧水**:(会津、猪苗代、裏磐梯周辺)
かの有名な裏磐梯の逆側にあるため、裏磐梯の帰りに行くにはきついかも。むしろ喜多方や雄国沼方面ついでに寄るのが便利。源泉湧き出し口は車から降りて20分ほど歩かなければならないので、そこから水を引っ張ってきている恵日寺歴史資料館の庭から取水する方が便利だ。ここは駐車場も完備されており、あまり混んでいる様子もない。

4.殿様水**:(信州霧ヶ峰周辺)
茅野でビーナスラインを降りてから山沿いの県道を進むこと15分くらい。車道の脇に立派な水場が整備されている。水量は比較的豊富かつ人気がほとんどないため心おきなく汲むことができる。ただし、この県道に入るまでが非常にわかりにくい。

5.福寿の水* :(信州美ヶ原周辺)
国道152号線から武石村に入り美ヶ原方面へと向かう県道の途中から林道に入り700mくらい。雪解けの福寿草群生地の近くにある。地元の人がたまに汲んでいるだけで決して混んでいないようだ。

6.白州の水*:(甲州方面)
道の駅「はくしゅう」敷地内にある水汲み場。汲みだし口および水量が少なく夜間でもけっこう並んでいることもある。一人一回あたり18リットルの取水制限がある (昼間はけっこう混んでいるじゃないかなぁ・・・某飲料メーカー宣伝のおかげ?)

7.不尽の名水*:(富士東側周辺)
道の駅「富士吉田」敷地内にある。地下300mからボーリングして汲み上げている地下水らしい。汲みだし口も数多く、毎度寄っているがあまり混んでいる様子はない。

いずれの場所にせよ、いつも空のペットボトルを5,6本、車に積んでおくとちょっとした土産にはなる。
それと市販されているミネラルウォーターと違い、当然ろ過・煮沸消毒していないので時には浮遊物や砂粒が混じることもある。それなりの注意は必要かと。

(SEP2004)